日刊サンWEB

過去記事サイト

ワイマナロ公園の改良工事が継続

Bynikkansan

6月 8, 2019

カーク・コールドウェル市長は5月29日、ワイマナロ・ベイ・ビーチ・パークの改良計画の第1期工事の作業は中止しないと、発表した。この契約解除には30万ドルの違約金が発生するためと説明し、もし住民が選択するなら、第2期以降の工事は中止する、と述べた。

 

シャーウッド・フォレストとして知られる同公園での工事が4月中旬に始まって以来、ワイマナロの住民たちの工事反対の声は、日に日に高まっていた。143万ドルの予算のワイマナロ・ベイ・ビーチ・パーク基本計画の第一期工事は、多目的運動場、駐車場、遊具の基礎工事と排水設備工事である。

 

5月23日の公聴会では、市議会の公園・コミュニティサービス・政府間問題委員会が3時間以上にわたり、約60名の人々の証言を聞いた。大部分の人は、ブルドーザーが入るまで、同計画を知らなかったと述べ、交通渋滞が起こり、環境・文化上重要な地域がなくなるとして基本計画に反対した。しかし、一部の住民は、運動場の必要性を訴え、同計画を支持した。

 

この多くの反対の声を受け、同委員会のハイディ・ツネヨシ委員長、基本計画を長年支持してきたイカイカ・アンダーソン議長、市議会議員のキンバリー・パイン氏は、計画中止要請を市長に送付した。 しかし、市長は5月29日、第一期工事は中止しないと発表し、「同計画は、充分に審議され、工事は始まっており、中止するにはコストがかかる。少なくとも第一期工事は完成させる必要がある」と述べた 市は、同計画の環境アセスメントの条件を遵守しており、ハワイ白髭コウモリ(オーペアペア)の交配期に当たる5月31日から数カ月間は作業が中止されることになっている。

 

 

(日刊サン 2019.06.08)