コールドウェル市長は5月3日、イカイカ・アンダーソン議員のワイマナロ・ベイ・ビーチ・パーク改善計画の一時中断の要望を拒否した。
ワイマナロ・ベイ・ビーチ・パーク基本計画を長年支持してきたアンダーソン議員は5月3日、市長に書状を送り、地域住民が同計画がハワイ白髭コウモリに与える悪影響を懸念しており、同計画を一時停止するよう要請した。
しかし、市長は、この初期段階の中止は30万ドルもの費用がかかると指摘するとともに、市は米国魚類野生生物局の勧告を遵守していると反論した。同局の最終環境評価報告書(EA)では、若いコウモリを保護するために、高さ15フィートを超える植物の伐採は6月1日以降行わないよう勧告されている。
「市は請負業者に、フェーズ1における伐採作業は、EAの勧告通り、5月中に終了するように指示済である。市は、アンダーソン議員と協力し、その後のフェーズを実行するかどうかを検討したい」と市長はアンダーソン議員に書面で返答した。
フェーズ1では、143万ドルをかけ、多目的運動場、遊具、11階建ての駐車場の建設が計画されている。 この計画に反対する人々は4月、同公園で木々や藪が伐採されているのに驚き、緑地がなくなり、観光客が押し寄せ、交通渋滞が激しくなるとの懸念を表明した。
一方、計画の支持者たちは、ワイマナロにはもっと多くの運動場が必要であると主張している。
アンダーソン氏は書簡の中で、地域住民はこのプロジェクトにおけるさまざまな計画と実施状況の不一致を発見したと述べている。例えば、初期の基本計画では、4月15日から8月15日の間の木々や藪の伐採は中止されることになっていた。
「この不一致が、白髭コウモリの保全問題と相まって、作業の一時停止の提案になった」と同議員は語った。 しかし、市長は、EAが基本計画案より優先されるべきで、市は5月末まで伐採作業を進め、その後作業を中止する、と述べた。 将来のフェーズで計画されている主なものは、遊歩道、トイレ、ピクニック施設、キャンプ場などの建設である。
(日刊サン 2019.05.11)