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ワイキキ・ビーチの スター・ビーチボーイズ閉業

Bynikkansan

5月 26, 2018

Jeff Whyte / Shutterstock.com

 

ワイキキ・ビーチで長年サーフィンレッスンやボードのレンタル、カヌー体験を提供してきたスター・ビーチボーイズ社が、ビーチでの営業権を新しい業者に明け渡すことに同意した。スター・ビーチボーイズ社は市が入札にかけたワイキキ・ビーチの営業権を落札することができず、落札したダイヴ・オアフ社への営業権の移動を不服として市を提訴した。州巡回裁判所のディーン・オチアイ裁判官は、17日にこの訴えを否決。スター・ビーチボーイズの代表はダイヴ・オアフ社のオーナー、ブライアン・ベントン氏がサーフレッスンやカヌーを操縦する資格を持っていないと指摘し「失敗に終わるのは目に見えています。市や市長はこの決断で痛手を負うでしょう」と語った。ダイヴ・オアフ社マネージャーは、従業員が州のサーフレッスンやカヌーの資格を持っていると反論。

 

さらにスター・ビーチボーイズで個人事業主として契約していたビーチボーイズ達を、従業員としてより高い給与と福利厚生を提供して雇用すると話す。これに対しスター・ビーチボーイズ代表は、雇用形態の変化でビーチボーイズ達のサーフィン指導やカヌー体験を提供する機会が減り、ビーチボーイズの伝統が消える恐れがあるとコメントした。ダイヴ・オアフ社はビーチの2つのスタンドの5年間の営業契約を市と締結。もう一方のスタンドは、営業契約期間が超過したにも関わらずハワイアン・オーシャンズ・ワイキキが営業を続けている。市の法律顧問であるドナ・レオン氏によると、市は14日にハワイアン・オーシャンズ・ワイキキに退去の要求を伝えており、退去通告を発行する予定だという。

 

(日刊サン 2018.05.26)