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フィリップ・クニア・ギャビー・パヒヌイ氏の音楽と生涯を称え、高さ7フィートの銅像がワイキキ・ビーチ・ウォークの中心に完成した。完成披露式典が26日夜に開かれ、およそ300人が集まった。彫刻家のキム・ダフェット氏がおよそ1年間を費やし、パヒヌイ氏がワイナマロの自宅の裏庭で歌う姿を銅像に作り上げた。パヒヌイ氏は、ハワイアン・ミュージックを代表するミュージシャン。スラック・キー奏法とスチール・ギターで優れた楽曲を生み出し、20世紀最高のハワイアン・ミュージック・プレイヤーとの呼び声も高い。「ギャビー・パヒヌイ氏は、後継のミュージシャン達に影響を与え、ハワイアン・ミュージックの存続に貢献しました」と、アメリカン・アセット・トラスト社代表のアーネスト・レディ氏は語る。「ワイキキ・ビーチ・ウォークは、ハワイアン・ミュージックを象徴するギャビーの素晴らしい銅像を設置し、彼の伝説を称え続けられる事を誇りに思います」と、同氏は加えた。

独学で演奏を学んだパヒヌイ氏が裏庭で開いたジャム・セッションやカニカピラには、ハワイアン・ミュージックの演奏家や愛好家が何百人も集まった。現在も彼を称えたイベントの開催が毎年続いている。パヒヌイ氏『ヒイラヴェ』は、ハワイアン・スラック・キー・ギターを用いた曲では初めてレコーディングされた楽曲だと言われている。「ギャビーの音楽はハワイそのものです。この銅像はギャビーが家族や友人に囲まれて裏庭で演奏する姿と、世代に愛された彼の才能、謙虚さ、優しさを思い起こさせるでしょう」と、彫刻家のキム・ダフェット氏は述べた。

【週刊ニュースダイジェスト 5/24〜30】