日刊サンWEB

過去記事サイト

ワイキキビーチの浸食が悪化

Bynikkansan

3月 16, 2015

春・夏の貿易風と通常の波の状態が戻ることによって、ワイキキビーチのロイヤル・ハワイ防波堤付近で浸食によって失われた砂は回復すると州当局は考えている。

今年の冬は、比較的稀な気象状態の連続だったため、浸食の問題が起こったと州土地自然資源省は伝えている。

「ワイキキでは、気象状態が砂の堆積に影響を与えます」と同省のコンサベーション・アンド・コーストラル・ランド課の事務官、サム・レモ氏は述べている。「通常の貿易風の状態ならば、砂はふつう海岸線をエヴァ側に移動します。この冬の砂は、異常気象のために反対方向に移動しています。そのため、防波堤付近で深刻な浸食が発生してしまいました

浸食に対応するため、砂袋が設置され、ロイヤル・ハワイアン防波堤でむき出しとなっていた金属部分は撤去された。

昨年末、クヒオ・ビーチ防波堤に隣接するビーチでも砂が流出したと同省は伝えている。

2012年、砂の補充プロジェクトとして27,000立法ヤードの砂が、沖からクヒオ・ビーチに補充された。ワイキキで砂の補充が最後に行われたのは、50年以上前だった。

浸食が激しいロイヤル・ハワイアン防波堤とクヒオ・ビーチのこれ以上の被害を防ぐため、州は計画を検討しているとレモ氏・「しかしながら、自然は予測することができません。私たちにできるのは、ささやかなリクリエーション用ビーチを維持するために最善を尽くすことだけです。サーフィン・サイトと海洋環境を守り、バランスをとることが必要です」

ワイキキは、輸入した砂と岩の建造物を用いて建築されたビーチである。