40年ぶりにワイキキに建設が予定されている賃貸専用住宅タワーが、市議会のゾーニング・住宅委員会の承認を得た。
開発業者のオィヴァー・マクミラン社は、クヒオ通り沿いのワリナとカネカポレイ通りの間にリリア・ワイキキと呼ばれる402ユニットのタワーを建設する予定である。同地には現在、低層の商業ビルと駐車場があり、ワイキキで唯一のスーパーマーケットであるフード・パントリーがある。 同開発業者は、リリア・ワイキキの向かい側にある4棟の低層アパートメント複合施設の改装も計画中で、53ユニットの賃貸用アパートになる。20,000平方フィートのフード・パントリーの代わりに、リリア・ワイキキの2階には25,000平方フィートのスーパーマーケットがオープンし、その他の商業スペースは1階に作られる。
同社はまた、カカアコにパシフィカとシンフォニーと呼ばれる高層住宅タワーを建設した。リリア・ワイキキの土地は、クイーンズ医療センターと関連会社を運営する非営利団体クイーン・エマ・ランド社が所有している。 オリヴァー・マクミラン社は、市議会に対し、60フィートの高度制限を25フィート高く、法定容積率を37%大きくするように要請している。また、セットバック規制の緩和も求めている。 同社は、建設する全455戸の住居の内20%、つまり91戸をホノルルの中間年収の80%を超えない人々に30年の期間賃貸することになっている。 同タワーには、全てのニーズに合うように、1ベッドルーム、2ベッドルーム、3ベッドルーム、スタジオが用意される。
ワイキキ近隣組合は、ワイキキの住居の多くがベッド&ブレックファースト用に転用され、賃貸住宅に対する需要が高まっているとして、同計画を支援している。また、フード・パントリーの駐車場の夜間の騒音と犯罪が減ると期待している。 同委員会が承認した決議案は、市議会本会議で審議される。市議会の承認が予定通りに行われれば、建設は来年開始され、2021年夏に入居が始まる。
(日刊サン 2018.12.06)