インターナショナル・マーケット・プレイスのグランド・ラナイにある代表的レストラン8店舗のうち2店舗が相次いで閉店を迎える。日本料理の『バク』が6月に閉店。続いて飲茶レストランの『ヤウアチャ』が8月31日に閉店する。ヤウアチャはアブダビのアライアンス・インターナショナル・アライアンス社系列のハッカサン・グループが経営。ハッカサンはグランド・ラナイで営業を続けるレストラン『ヘリンボーン』も経営している。
ヤウアチャ・ワイキキは、2017年2月にオープンし中国茶や点心、デザートを提供。地元の評価は上々だった。インターナショナル・マーケット・プレイスのジェネラル・マネージャーを務めるマイケル・フェンリー氏は、2店舗が閉店を迎える結果となったがグランド・ラナイは多くの来客者を惹きつけてきたと語る。当初はレストラン利用者の80~90%が旅行者になると予想されていたが、実際には40%を地元住民が占めているという。「この結果には大変驚きました。予想を超える人数の地元住民が訪れ、旅行者の方も大変多く利用しています」と同氏。しかしながらヤウアチャのコンセプトは「アメリカの顧客には想定していたよりも人気が出ませんでした」と加えた。バクは昨年8月にオープンした個人経営の店舗だった。
「バクはここでは成功できませんでした。地元に根付き緊密な管理体制で運営すればこのスペースで成功できるでしょう」とフェンリー氏。同氏はバクの空きスペースに入る新しい飲食店を近いうちに発表できるよう望んでいると述べた。ヤウアチャのスペースをリースする手続きも進めているという。 グランド・ラナイで今後も営業を続けるレストランは、ロイ・ヤマグチのイーティング・ハウス・1948、フラワー&ブリック・オーブン・ピザ、ゴマ・テイ・ラーメン、ヘリンボーン、コナ・グリル、ストリップステーキの6店舗となる。
(日刊サン 2018.08.01)