ワイキキ@PIXTA
ワイキキでペットの猫が路上で毒殺される事件が発生した。ハワイ動物愛護団体が調査を進めており、目撃情報を募っている。
「毒殺の捜査は非常に困難で、目撃情報が必要です。このような残酷な事件が再び起こらないように、何かを聞いていたりご存じの方はぜひ申し出て下さい」と、ハワイ動物愛護団体のフィールド・サービス・マネージャーのハロルド・ハン氏。
事件が発覚したのは23日の午後。ジャンカルロ・フロレスさんがガールフレンドとケオニアナ・ストリートを歩いている際、道路脇に猫がいるのを発見した。
「その猫は横たわっていました。口から血を吐いた様で、頭の辺りに血の飛び散った跡が残っていました」と、フロレスさんは話す。
また、猫の死体が発見された道路の向かいにあるアパートに住む女性は、先月エレベーターで「猫に餌を与え続けるならば猫を殺す」と脅迫する内容の書面を見つけたという。
殺された猫はスモーキーという名で野良猫ではなく、ケオニアナ・ストリートに住むウォンさん宅で飼われていた。
飼い主のケイシー・ウォンさんは「生まれた時から育ててきた猫でした。自宅の庭に父と墓を掘って埋め、土の上にはランタンを置きました。彼はいつまでも私達と一緒です」と述べた。
ハン氏によると、猫に毒を与えたり、苦しめたり、殺害した場合は重罪となり、最大5年の服役か罰金1万ドルが課せられる。
(日刊サン 2017. 9. 2)