レストラン「ノブ」が、現在のワイキキパークホテルから、ワードビレッジに建設中のワイエア・ラグジュアリー・コンドミニアム内に移転する。
ワードビレッジのオーナーであるハワード・ヒュー・コーポレーションは17日、移転は来年末に行われると発表した。 世界的に有名なシェフ、ノブ・マツヒサの名を冠したレストラン「ノブ」は、1階にオープンする予定で、デイビット・R・ウエィンレブCEOは「我々のコミュニティーの料理におけるアンカーストア」になると話している。
「『ノブ』がワイキキからワードビレッジに移転する決断をしたことはとても重要な意味があり、我々が、ホノルルの新たな中心地になるという長年のゴールに一歩近づくことになります」と彼は続けた。
ワードビレッジで「ノブ」と同じクラスに属するレストランは他に「メリマンズ」がある。ハワイリージョナルキュイジーヌをコンセプトとしたピーター・メリマンシェフによる高級レストランで、こちらは2017年6月にアナハ・コンドミニアムにオープンする予定だ。
マツシタ氏は、世界中に32店舗のレストランを展開している。ワイエアにオープン予定の「ノブ」は、2,000平方フィートのアウトドア席も含め、約1万平方フィートの広さをもつ。
ワイエアは、ワードセンターで知られている小売や商業スペースだった場所を、60エーカーの都市型ビレッジへと開発し、全部で4,300部屋を有する住居用タワー22棟と、100万平方フィートの小売店が建設される予定。
マツシタ氏は、「ワードビレッジは、ハワイに既存しているものとは全く違う新しいコミュニティーをホノルルの中心地に創っています。世界レベルの建築に、ゆったりと散歩できる周辺エリア、上質なショップ、レストラン、エンターテイメントなどを設けることにより、ホノルルの中で唯一無二な場所となることでしょう」と述べた。
ハワードヒューズコーポレーションの17日の発表と時を同じくして、マツヒサ氏とハリウッド俳優ロバート・デ・ニーロ氏をはじめとした投資家たちによって建てられた「ノブホテル・マニラ」が、会員制高級旅行組織「ラグジュアリー・トラベル・インテリジェンス」から2015年のワーストラグジュアリーホテルと評価されたというニュースも発表された。