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リゾート住宅販売は引き続き好調

Bynikkansan

11月 10, 2018

今年上半期のハワイのリゾート住宅販売は、前年同期の782件から908件に16%増加し、昨年から始まった市場拡大は継続している。昨年初めから本年6月までの売上は2007年以来最高である。2008年の暴落の後不安定な時期を経て、市場がプラスに転じていることを表すものと考えられる、と地元の住宅市場リサーチャーのキャシディー氏は述べた。 今年1〜6月の平均販売価格は130万ドルで、過去3年と同水準であった。 今年上半期の売上には、カウアイ島のプリンスビルやマウイ島のワイレアなど、主要バケーション・リゾートでの、654戸のコンドミニアム、173戸の一戸建住宅、81筆の土地の販売が含まれている。開発業者の新規物件が少ないため、販売戸数の増加は、市中の新規及び中古物件によるものである。しかし、キャシディー氏は「新しいプロジェクトが発表され、建設が始まれば、状況は今年から来年にかけて変化するであろう」と述べた。

 

今年売上増加に寄与しているプロジェクトの一つは、マウイ島のカアナパリにあるホヌア・カイ・リゾート&スパのルアナ・ガーデン・ヴィラズである。一戸約2百万ドルのコンドミニアム施設で、4月の販売開始以来約60%が売却された。 今年1〜6月の開発業者による販売戸数は、前年同期の91件から51%増加し137件となった。この一部は、2007年以降の開発プロジェクトの在庫一掃である。 新しいリゾートの平均価格は190万ドルで、最高価格はハワイ島のクキオの1エーカーの敷地にある7,343平方フィートの戸建て住宅の2,750万ドルであった。 今年1〜6月の中古リゾート物件の売上は、前年同期の691件から12%増加して771件になった。平均価格は115万ドルで、最高価格はクキオの2エーカーの敷地にある5,092平方フィートの戸建て住宅の1475万ドルであった。 島毎では、今年上半期に中古・新規リゾート物件の販売数は、マウイ島、ハワイ島、カウアイ島では増加したが、オアフ島では横ばいであった。ハワイ島では、リゾート地が西端にありキラウエアの噴火の影響を受けていない。

 

(日刊サン 2018.11.10)