モロカイ島@PIXTA
モロカイ島の面積のおよそ35%を占める5万5575エーカーのモロカイ・ランチが2億6千万ドルの販売価格で市場に並んだ。
現在の所有者はシンガポールを拠点とする会社で、売却を担当する不動産仲介業者はカイルアが本拠地のカーヴィル・サザビーズ・インターナショナル・リアルティ。
物件には20マイルの海岸線、モロカイ・ロッジ、カルアコイホテル、2つのゴルフコース、住宅、農業用地、自然保護地区、カウナカカイ付近の30エーカーの商業用地、マウナロアとクアラプウの工業用地85エーカーが含まれる。
モロカイ・ランチは2014年から飼料に草のみを与える和牛種の畜産を再開。20人あまりの従業員は牧場の売却について6日に知らされたと話している。
仲介業者は高所得層の個人を販売ターゲットにしていると話す。「開発目的で販売しているのではありません。ユニークな物件を求めている名だたる富豪のリストがあるのです」と、カーヴィル社は述べた。
フェイス・ブックCEOのマーク・ザッカーバーグ氏も、カウアイ島の700エーカーを購入するより前にモロカイ島の物件を購入している。
大富豪の大規模物件の購入では、ラナイ島の98%を占める土地をドール・フード社から購入したオラクル社CEOのラリー・エリソン氏も記憶に新しい。
同氏が3億ドルで購入した物件には2つのフォーシーズンズ・ホテルが含まれていた。
(日刊サン 2017. 9. 16)