342シーサイド・アヴェニューにあるブティック・ホテル「ショアライン・ホテル・ワイキキ」はインスタ映えを狙った400万ドルの改装で若年層にアピール。135の客室を構えるホテルの新しいテーマは「自然とネオンの融合」で、7月1日に完成した改装により、従前の落ち着いた雰囲気のホテルからファンキーで煌びやかなホテルに姿を変えた。 写真の背景となるバックスクリーンが常時8枚以上用意され、SNS利用者の写真のアップロードに活用できる。 ロビーには、ネオン・デザインのフロントデスク、ネオンカラーのパナマ帽が描かれた壁、プラスチック製の葉で作られた26フィート高の3Dジャングルやネオンカラーの黄色い椅子が並ぶ。屋上のプールデッキも新装され、午後7時から9時までは様々な原色でライトアップされる。屋上にはインスタグラムで人気のカリフォルニアのアーティストDJ・ネフ氏が手掛けた壁画も。ホテルの総支配人は「最もインスタ映えするホテルを狙っています。既に私達の顧客の半数以上はミレニアル世代ですが、今後ももっと増えていくでしょう」と語った。リサーチセンターによると、ミレニアル世代とは1981年から1996年に出生した人で現在22~37歳の人に当たる。 現在は改装オープニング価格として1客室179ドルで提供中。通常価格でもシティ・ビューが219ドル、オーシャン・ビューのスイートが359ドルで提供され、より安価な部屋も用意されている。 この価格帯が若年層を惹きつける理由の1つ。ミレニアル世代はありきたりなサービスのホテル・チェーンよりも多様性のあるブティック・ホテルを好むという傾向もあるという。
(日刊サン 2018.08.04)