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マカハビーチで救出劇 女性がサメに噛まれて重傷

Bynikkansan

9月 17, 2016

7日水曜日午後、西オアフのプレミアビーチで女性がサメに襲われた。ライフガードが、午後2時30分頃マカハビーチパークの300yard沖で51歳の女性の悲鳴を聞いた。サーファーのジーノ・オプファーさんは「彼らの働きは素晴らしい。互いに協力して止血帯で出血を手当し、効率的で正確に治療に当たった。彼らがビーチを監視してくれていることに感謝し、彼らの活躍が公になったことを誇りに思います」と話す。

 

オプファーさんによると、事故当時5人のサーファーが海に入っており、オプファーさんが最初に被害女性の所までたどり着いた。しかしショートボードでは彼女を運ぶには小さ過ぎ、ロング―ボードを使用していた友人のダニー・ボロさんを呼んだ。

 

ボロさんは「彼女は息ができないと言い、呼吸が苦しそうでした。緊急事態で全てが急速に展開するので、自分が彼女を浜まで連れていくことにパニックになりそうでした。彼女がどれくらい失血しているのかもわからず、とにかく懸命に自分のボードでレスキューボードまで運ぼうと努力しました」という。  このときライフガードは沖に向かっていた。

 

「ライフガードたちが彼女を抱えた時、噛み傷が肩と腕の前部にあるのを見つけ、彼女を保護し救急車を呼んだのです」と、海洋安全部の副隊長ジェイソン・パターソン氏は話す。救急医療サービスの担当官は、「彼女は深刻な状態で、緊急に外傷センターに運ばれた」と述べた。  サーファーたちによれば、被害女性はマカハビーチの常連でアンティ・ルルさんと呼ばれていた。

 

「いくつか深い切り傷を負っていましたが、彼女は良く頑張っていました」とボロさん。  「彼女はこのような状況に置かれたにも関わらず気丈夫で、神がきっと彼女を守ってくれると思っています。私は医者ではありませんが、回復できる状態に見えました」とオプファーさんは言う。  担当官は襲ったサメの種類をまだ明らかにしていないが、ボロさんは発見の様子からこう話している。

 

「彼女を大きなボードに乗せた後、現場から離れたのは私が最後でした。周囲を見回すと大きなヒレが見えた。率直に言って、10footのタイガーシャークだと思います。ヒレは2footか2.5 footほどの大きさでした。サメは以前から目にしていましたが、こんなに至近距離で、目の前で見たのは初めてです」  ライフガードはパトロールをしながら調査しているがまだ何も見つかっておらず、誰も海に入らないよう警告看板を緊急に沿岸部に設置した。翌朝、海を再点検するまで掲げられる。

 

ライフガードによると、女性が被害にあったエリアは、昨年10月に10歳の少年がサメに噛まれた場所からそう離れていないという。大きな岩がカメがたたずんでいるように見えることから、“タートルロック”と呼ばれている付近で、少年も脚に深い裂傷を負い、入院した。