2019年に完成した際、世界最大のソーラー天文台となる予定の「ダニエル・K・イノウエ・ソーラー・テレスコープ」は、過去に例のないカメラ技術を取り入れることになる。この技術は、アイルランド拠点のテクノロジー企業と、イギリスを代償する8校の大学による合同企業によって開発された。
3億4400万ドルのこの天文台は、マウイ島のハワイ大学ハレアカラ観測所の国立ソーラー観測所内に建設される予定である。ナショナル・サイエンス・ファンデーションが資金を提供し、アソシエーション・オブ・ユニバーシティズ・フォー・リサーチ・イン・アストロノミーが運営する。
天文台には直径約14フィートの主要鏡と、適応性のある光学テクノロジーを設置する。この天文台によって、太陽の表面を先例のないほど詳細に見ることができるようになる。100キロ離れた場所にあるコインを見ることができるほどの性能であると、共同企業のひとつであるクイーンズ大学は発表している。
この天文台は、科学者が「本質的な時空スケールによって、太陽をとりまく環境の自然現象を観察し、模倣とすることに役立つ」と、クイーン大学教授、ミハリス・マシオダキス博士は述べている。
この技術によって、世界の気候や、テクノロジーをベースとしたコミュニケーションに影響を与えている太陽の活動を、より正確に予測できるようになると考えられている。
イギリスの合同企業は、アンドー・テクノロジーと共同で天文台の開発・製造を行っている。
クイーンズ大学に加えて、合同でこの計画に取り組んでいいるのは、アーマー観測所、ノーザンブリア大学、ロンドン・グラスゴー大学、シェフィールド大学、セント・アンドリュース大学、ワーウィック大学。