日刊サンWEB

過去記事サイト

マウイ・カウンティが海の安全に関するパンフレットを発行

Bynikkansan

6月 13, 2015

全てのホテルやコンドミニアム、学校の教室、ビーチレンタルシャックに設置するオーシャンセーフティのパンフレットを作ることは、多くのマウイ・カウンティの職員にとって長年の夢だった。そして、ようやくその夢が現実になろうとしている。

公式のオーシャンセーフティガイドを出版するため、マウイ・カウンティの消防署と警察署、公園管理局の職員らが、国立海洋大気圏局とコーストガードとチームを組んだとマウイ・ニュースが報じた。

この三つ折りのパンフレットにはビーチの地図や海の安全に関するガイドが記載されている。これには、波打ち際の強い波や、海岸で押し返される逆波への注意も含まれている。

 

 

「皆で協力してこのようなパンフレットを作成に取り組んだのは、今回が初めてです」オーシャンセーフティ・スーパーバイザーのキャリー・カヤマ氏は4日木曜日に述べた。

 

 

このパンフレットは、2月にリリースされたビデオに続いて発行された。これは、マウイ・カウンティでの海に関連した死亡者を減らす試みの一環である。昨年の死者は21人で、州内でトップだった。(この死者数には、心臓発作や脳卒中によって海で死亡したケースも含まれている)

マウイ・カウンティでは、2013年に16人、2014年には13人の溺水事故が発生したことを州厚生省が報告している。

 

 

「ホテルが全ての部屋にこのパンフレットを設置し、積極的に利用することを期待しています」とカヤマ氏。

 

サメに関する情報も、このパンフレットの一部である。マウイ沖でサメに噛まれる事故は、近年急激に増加。州全体では、サメの事故が昨年は14件確認されている。その中の8件はマウイで発生しており、2名の死亡者が含まれている。

 

現在までのところ、今年マウイ沖で確認されたシャークアタックは2件、ハワイ島では1件である。