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カーク・コルドウェル市長が30日、2018年3月から2019年12月の期間で市が管理するおよそ5万3500本の街灯をエネルギー効率の高いLED(発光ダイオード)に交換する計画を発表した。
計画の予算はおよそ4660万ドルとされ、ファースト・ハワイアン・バンクから融資を受ける。そのうち1000万ドルは利子やその他の資金調達コストとされている。市は契約業者のジョンソン・コントロールズ社に対して一切前払い費用は負わないという。市長は市が年間500万ドルを貯蓄し、10年間以内に費用の支払いを完了させる見込みだとし、LED化によって電気代は60%節約できると述べた。LEDへの交換作業は郊外エリアから開始し、交通への影響を最小化するため週末や夜間に行う予定。
LEDは従来のランプよりも効率が良く明るいだけではなく、制御システム下で市当局が遠隔で個々の街灯を管理できる。このシステムでは、市が各街灯のエネルギー消費量の測定することも可能になる。新しく設置されるLED街灯の90%は、電球色にあたるCCT3000Kタイプで住宅地エリアに導入される。残りの10%は昼白色に近いCCT4000Kタイプを、キング・ストリートのような主要道路に設置。ワイキキ特別地区の大通りには3000Kタイプが使用される。
(日刊サン 2017.12.9)