ホノルル動物園のガラパゴスゾウガメが22日に100歳の誕生日を迎え、祝賀イベントを開催した。
100歳になったのはオスのジョーズ、メスのシャーロット、キムの3匹。イベントでは午後1時30分から動物園の『Great Lawn』から亀の展示室までパレードを行い、3匹にはお気に入りのおやつである巨大なフルーツケーキが振舞われた。祝賀イベントには合衆国魚類野生動物局と、州の土地自然資源局、ハワイ野生生物センターが出席。子ども達にゲームや動物にふれあう機会が提供され、売店も並んだ。3匹はニューヨーク動物学協会のチャールズ・タウンゼント氏が野生から収集した卵から孵化し、1929年7月にホノルル動物園に寄付された。3匹は現在、同動物園で最も高齢の動物。同種のカメは、18~19世紀には生息地付近から捕獲されていたが、現在ではエクアドル政府の保護対象となっている。ホノルル動物園は1954年に初めてガラパゴスゾウガメの孵化に成功し、現在10匹を飼育中。その中で最も若い1匹は47歳だという。
(日刊サン 2018.04.28)