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ホノルル・ハーバーの沈没船、2か月後も放置されたまま

Bynikkansan

3月 15, 2015

1月11日にホノルル・ハーバーで77フィートの釣り船が沈没し、150ガロンのディーゼル燃料が流失したとみられる事故から2か月、船体は半分沈んだ状態で、まだ16番埠頭の片側をふさいでいる。

船のオーナーは死亡したとみられており、州政府は沈没した船の処理を保留してきた。しかし、船を取り除く工事の入札価格が、予想よりもはるかに高かったことを州運輸省は伝えている。

同省はほかの機関と提携することも含めて、そのほかの船の引き上げ方法を検討している。

1月11日に沈んで以来、船は明らかに放置されている。釣り道具はもはや積まれてはおらず、燃料もほとんど残っていない。

一方、少量残っている燃料は、最初に流出してから漏れ続けていると当局は伝えた。船体は150フィートの格納材で覆われており、吸収性のあるパッドが燃料を吸収している。

格納材とパッドの状態は毎日モニターしていると、コーストガードのメリッサ・マッケンジー3等下司官が伝えた。

1979年に建造された総重量83トンのこの船「ジュディK」は、サファイアUSA社として知られる企業の所有としてリストに掲載されている。しかし、州の記録によると、同社のビジネス登録は1999年に期限が切れているという。

マッケンジー下司官によると、コーストガードはこの船の対応に最高75,000ドルまで適用できる「オイル・スピル・ライアビリティ・トラスト・ファンド」を開設したことを伝えた。アメリカ政府は、1989年にアラスカでエクソン・ヴァルデスの流出事故が発生した後に、この基金を設立した。