ホノルルマラソンの日本人参加者数の減少は、今後は緩やかになり、ホノルルマラソンから得られる収入は将来的に増えていくだろうと、ハワイパシフィック大学のジェリー・アグルサ教授は予測する。
日本経済の縮小と円安が、今年度の日本人のホノルルマラソンへの参加にブレーキをかけたとしている。
「日本人の参加者は6%減少。777人分の減少は、かなりの収入減に繋がりました」と教授は指摘。 しかし、この下落傾向が続くことなはないだろうと分析する。
「日本人の間で1ドル120円が定着すれば、レースをまた走る気になるでしょう」とアグルサ教授。「きっと彼らは受け入れるはずです。前回の調査時、我々は日本人参加者に、日本円の為替の変動がホノルルマラソンの参加意思決定に影響するかと尋ねたら、3分の2の人々が影響しないと答えました」。
ホノルルマラソンは「日本人のレース」のままであり続けるとアグルサ教授は主張。日本人の参加者たちは、このイベントに対してかなりの親近感を持っていると話す。
「たとえテロの恐れがあろうと、円安ドル高になろうと、彼らはマラソンを走りに来ると思います。彼らはこのイベントに対してそれだけの親近感を抱いているのです」。
アグルサ教授は長年マラソンについて研究をしているが、2013年が彼の最後の公式な研究報告となっている。