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ホノルルを本拠地とする漁業会社2社が、油を含む船内の汚染水を太平洋に廃棄したとして罰金の支払いを求められている。 合衆国法務省と湾岸警備隊、トリプル・ドラゴン社は、同社の船体運営者が2万5500ドルの罰金を支払うことに合意した。この罰金はクリーン・ウォーター法、湾岸警備隊の汚染予防と汚染管理の規則の違反に対する合計額。もう一方のキャプテン・ミリオンズ3世社には同じ違反内容に対し合計2万2000ドルの罰金の支払いが命じられた。 法務省と湾岸警備隊は2社が「燃料オイル、潤滑油、水、その他の液体が複合された物質を、船体に保持して廃棄処理することなく、定期的にエンジンルームの船底から太平洋へ流し捨てた」と告発。 調停内容には、漁の間に生成される廃棄油分の量を削減する船体の改造を行い、船員に正しい廃棄油分の処理方法を教育し、油性廃棄物を適切に記録し、湾岸警備隊と法務省に対しコンプライアンスに関する報告書を提出するよう2社に命じられた。
(日刊サン 2018.06.02)