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フードランドが、アラモアナに再加入

Bynikkansan

7月 25, 2015

アラモアナ・センターの開店当初からの店舗の一つが、昨年、55年の歴史に劇的な幕を閉じた。しかし、そのフードランド・スーパーマーケットが、2016年の7月にハワイ最大規模のショッピングモールに戻ってくることが決定した。

 

 

ローカルの家族経営であるフードランドは19日日曜日、47,395平方フィートとハワイで最大規模となる店舗を、現在再開発中のエヴァ・ウィングにオープンすると発表した。

 

ピイコイ・ストリート沿いに建つ新ノードストロームの下1階に、アラモアナの唯一のフラッグシップ・ストアーとしてオープンさせる。

 

コーヒービーン&ティーリーフ、グルメフード、ワインや葉巻を扱うR.フィールド・ワインカンパニー、薬局、銀行などが入居。生鮮食品のエリアが拡大され、ハワイ産商品やオーガニックフードなども並ぶ予定。2018年にカカアコにオープン予定のホールフーズ・マーケットと競合する形となる。

 

フードランドは、昨年12月に賃貸料金の値上げが決定打となって、ハワイで一番歴史のある食料品店にも関わらず、賃貸契約更新を断念し閉店した。

 

「前店舗との最大の違いは、立地条件やサイズ、そして駐車場です。前の店舗は、モールの裏側に追いやられたようなロケーションで、みなさんの目に留まるのに限界があり、多くの顧客が、私たちの店がアラモアナ・センターにあることを知りませんでした。今度の新しい店舗では、今までの懸念事項が解消され、より多くの方の目に留まる場所になっています。すべての面で、今度の新しい店舗は優れていると我々は感じています」と、フードランドの副社長ロジャー・ウォール氏は語っている。

 

売り場面積を大幅に拡大してオープンする新店舗では、品揃えに限りがあった前店舗と違い、一度で全ての買い物を済ませることができるようになる、とウォール氏は付け加えた。

 

現在行われているシアーズ跡地の拡張プロジェクトは、ハワイ初となるブルーミングデールの建設と大型ストアーやレストランの他にも200,000平フィートの敷地に様々な小売店が入り、11月に完成する予定。ノードストロームのエヴァ・ウィングへの移動は、3月に完了予定だ。

 

 

また、フードランドは、「ウィル・コール」サービスを取り入れる計画をしており、モールの他店で買い物をしている間に、購入した食料品を預かり、買い物を終了したら受け取りにこれるようにする。さらに、買い物客は、店舗の前の指定された駐車スペースに車をつけ、店からすぐに車に荷物を乗せられるようにする。

 

フードランドは、1948年に故モーリス ・J”サリー”・サリヴァンによって創設され、マーケットシティー・ショッピングセンターに、ハワイで最初のスーパーマーケットをオープンした。現在ハワイ4島に、フードランド、サック・エン・セーブとフードランド・ファームスが全32店あり、約2,700人を雇用している。