講演する池田さん
フィトセラピストで東京のソフィアフィトセラピーカレッジ校長の池田明子さんが9日、木曜午餐会で講演を行い、80人ほどの参加者が植物の持つ力や アロマオイルでのハンドケアの方法について一緒に学んだ。 池田さんは著書に「心と体を癒す手のひらマッサージ」、「草花のオーラで幸せを呼ぶ本」などがあり、また、2011年の津波で流された宮城県岩沼市の海岸線に、災害で発生したガレキを使った丘を作り、植樹をし、避難場所や生物多様性の拠点を作る「千年希望の丘」のプロジェクトにも関わっている。
フィトとは植物を表し、フィトセラピーとは植物の持つ力を心身の健康や美容に応用しようというもの。食事として植物を丸ごと体に摂り入れたり、アロマオイルや森林浴のように香りを使うなど、さまざまな方法でフィトセラピーは活用されている。 パワーポイントを使っての講義では、私たち自身に備わる自然治癒力、また、ワインに含まれるポリフェノール、トマトのリコピンなど、フィトケミカルの抗酸化作用、デトックス作用などについて話した。
後半は2種類のアロマオイルを使って、参加者自身が指のマッサージや手のトリートメントを行った。最後には池田さんの夫である梅沢富美男さんからのプレゼントをじゃんけんで勝った3人に渡し、活発な質問にもていねいに回答。終始、和やかなムードで講演を終えた。
フィトセラピーを体験する参加者の皆さん
池田さんが校長を務めるソフィアフィトセラピーカレッジのウェブサイトはhttp://www.sophia-college.jp/。
木曜午餐会は さまざまな分野の講師を招き、毎週木曜日にマキキ聖域キリスト教会(829 Pensacola St. Honolulu, HI)で12時30分から1時30分まで行われている。会員でない人は参加費2ドルが必要。問い合わせは電話808-341-3547または、[email protected] (新名)まで。