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ビショップ博物館 14日から北西ハワイ諸島の新展示を開始

Bynikkansan

8月 20, 2016

ビショップ博物館は、14日日曜日から「ジャーニー-北西ハワイ諸島の遺産」特別展を開催する。北西ハワイ諸島の歴史、科学、文化などを通してパパハナウモクアケア海洋国家遺産などを取り上げる。また、マルチメディアを駆使し、模型の潜水艦に乗り込んだり、ミッドウェー海戦を体験したりもできる。

 

ビショップ博物館のリンダ・リー・K.ファームCEOは「今回の特別展の見所は、文化、人、そして歴史がどのように日々の生活に結びついてきたか、またいかに進化してきたのかを知ることができる。私たちは常に過去を見て未来を見つめるのです」と話している。

 

また同展では、島々で見られる新旧のさまざまな野生生物を紹介すると共に野生生物に破壊的影響を与えている海洋ゴミを使った芸術作品なども展示する。 重要な歴史的遺物のひとつである「キイ」と呼ばれる石の偶像も展示する。展示デザイナーのマイケル・ウィルソン氏は「石の偶像は、極めて特定の場所にしか存在しない石でできており、しかも現在に至るまで長年バラバラに分離していたもの。最高に重要な展示物です」と話す。

 

さらに、来館者は模型の潜水艦に乗り込んで丸窓からガラパゴスサメの群れのビデオを見ることができ、バーチャルリアリティーのゴーグルをつけて360度水面下の景色やシュミレーターによるミッドウェー海戦の追体験などもできる。 シュミレーターは「ミッドウェーの戦いを再現しており、非常に印象的な体験をすることになります」とウィルソン氏は話す。プレイヤーは、日本戦艦を攻撃するアメリカ人パイロットを選ぶことも、アメリカ軍艦を攻撃する日本人パイロットを選ぶこともできる。

 

同海戦は第2次世界大戦へ突入するきっかけであるとともに、アメリカに勝利をもたらした戦いであり、アメリカの歴史を学習する上では不可欠なものだ。 さまざまな展示や体験ができる特別展だが、博物館を去る前には自撮りステーションでモンクアザラシと写真を撮ることもお忘れなく。 なお、展示は1月29日まで。