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カネオヘの平等院が建つバレーオブザテンプル霊園を運営するノーススターメモリアルグループは、カヒキリハイウェイからも見えるハワイの建築学的に重要な建物が取り壊しとなった際の損失と自社サービスの拡大のバランスを慎重に検討した結果、このビルを保存・拡張し、新たに葬儀場と現在より大きな教会を設けると発表した。

ハワイの著名な建築家ジョージ・ウィムバリー氏が手掛けたこのビルは、同霊園の管理事務所として使用されていたが、老朽化などにより取り壊される可能性があったため、ハワイの歴史的建造物の保護活動を行うヒストリックハワイファウンデーション財団が最も危機に瀕した歴史的建造物の1つとして、2014年にリストアップしていた。

同グループの販売担当副社長のマーク・ギルモア氏は「この重要な建物を保存しつつ、将来お客様のニーズを満たせる結果に至ったことに非常に満足しています」と語った。 新しい計画によれば、およそ2倍の1万スクエアフィートの広さに拡張され、現在敷地内の別の場所にあるトラウスデイルチャペルよりも収容人数の大きい教会も建てられる。 同財団のエグゼクティブディレクターのフォルクナー氏は、「この建築物の保存のためにバレーオブザテンプルが払った努力は称賛に価します」と語った。建物の完成は2018年秋を予定している。