ハワイ行きの飛行機内で、少女の持つiPhoneから出火し、少女だけでなく他の乗客も驚かせた。ワシントン州ベリンハムから飛び立ったアラスカ航空の飛行機には、163名の乗客が乗っており、ホノルルまであと90分という太平洋上空で事件は起きた。
「突然私の携帯から8インチくらいの火がでたのです。そして、私はひっくり返して、床に落としました。それが誰かの座席の下にいき、火はどんどん高くなっていき、多くの人が座席から立ち上がりました」とアナ・クレイルさんは語った。アラスカ航空のクルーたちは、このような状況下に対応する訓練がされており、すぐに消火されたと話す。航空学の専門家であるジョン・ナンス氏は、ほとんどの主要な航空会社が、リチウムイオン電池は出火の可能性があることから、ホバーボードの持ち込みを禁止しているように、携帯電話にも同じようなことが起こることが、あまり危惧されていない、と語る。
「これは、頭上にある手荷物の中にホバーボードがまぎれているという状況とは違い、大きく憂慮する点です。iPhoneは一般的に広まっており、誰にでも起こりうることですので、問題がおこるまで発見されないという事ではないのです」と語った。
クレイルさんは、彼女の「携帯電話の裏側は完全に溶けてしまった」と語った。彼女はさらに「ハワイに無事着いて嬉しいです」と加えた。