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ハワイ東海インターナショナルカレッジ「Celebrate The World」開催

Bynikkansan

11月 25, 2017

 11月13日から17日までの国際教育週間に合わせ、“Celebrating our Japanese Heritage and our International Dimensions”が16日、カポレイのハワイ東海インターナショナルカレッジで開催された。  

 一般公開されたこのイベントでは、午前中は日本のビジネスエチケットのワークショップが開かれ、午後には、インターナショナルブースを設置し、学生達が、オーストラリア、韓国、台湾など10カ国の異国文化を研究し、その国の言葉も交えながら国の特徴を紹介、また日本の観光名所なども全て英語で展示された。さらには、書道や折り紙、柔道、茶道などのデモンストレーションも行われ、訪れた地元客も参加し大いに楽しんだ。  

 イベントの最後は、書道家竹原弘記氏による巨大筆を使っての書道パフォーマンスが講堂で開かれた。前日にアリゾナ記念館を訪れた竹原氏は、筆を走らせる前の長い精神統一で戦争の悲劇に思いを馳せ、重さ40kgの筆で「平和」と祈りを込め力強く書いた。事前にしたためた「残心」の書とともに同校に寄贈した。  

 吉川臨時学長の挨拶では、「東海大学の創立者松前重義は、第2次世界大戦に反対をしていたが、それを食い止められず、その悔しさから、世界平和に貢献する学生を輩出する学校を作ろうと決め、東海大学ができました。世界平和を実現するには、まずは異国を知ることが大事であり、理解することが大切です」と語った。  

 その建学精神に基づき、ハワイキャンパスは、米国人はもちろん世界中から学生も受け入れ、リベラルアーツの学位取得後は、ハワイ大学も含め米国、日本等の4年生大学へ編入ができる。今回のイベントでは、参加者全員国際的視野から多様な文化を学ぶことができ、同校の世界平和への地道な活動がこれからも期待される。

 

(取材・文 Miki Cabatbat)