北朝鮮が、ハワイ諸島まで到達可能な核兵器と弾道ミサイルを開発している事態を受け、ハワイ州議会は州当局に対し核攻撃対策計画を練り直すよう求めている。公共安全委員会が13日に計画の改正を要求する決議案を全会一致で可決した。同委員会の副議長であるマット・ロプレスティ氏は、市民を不安にさせる意図はないと話す。また、政府が最悪の場合にも市民を守る措置を取っていることを知って欲しいと述べた。同氏は州に、冷戦時代の核シェルターを再度整備する資金を準備させる狙いだという。13日に可決された決議案の中には、1981年にオアフ島には数百の核シェルターが存在していたと記されている。また『医療品や食品、衛生用品が豊富に備えられていた。しかし年が経つにつれて資金が枯渇し備品は廃棄された』とも。ハワイ緊急管理庁のオフィサーであるトビー・クレアモント氏が議会に提示した、州の核攻撃対策計画は1985年以降更新されていない。同氏は、市民が自主的に取れる対策について周知していく必要もあると述べた。決議案は次に財務委員会に回される。
写真引用 repmatsumoto.com