ハワイ州産業経済開発観光局は、2017年第2四半期の経済見通しを修正し、インフレ調整後の実質GDP(州内総生産)を1.8%増から1.9%増とした。
新しく就航したメインランドからネイバーアイランドの路線が好調で予想を上回る観光客が訪れたためとした。年初の搭乗率は0.5%減だったものの、3月には1.3%増に転じ、第一四半期の到着人数は3.1%増、観光客支出は10.4%増となり、産業経済開発観光局の年間成長予測を押し上げる結果となった。これにより、修正後の今年の観光客支出は2.9%増の162.1億ドルから5.1%増の165.5億ドル、到着数も1.5%増から2%増。
また、ハワイ経済を支える建設業の第一四半期も好調で、民間のビル建設許可は第一四半期中に66.3%増加し、住宅建設許可は26.8%増、商業施設の建設許可は2倍強の103.2%増。 これらの状況により失業率は依然2.7%と低い数値を保っている。
(日刊サン 2017/5/20)