ハワイ大学マノア校は26日、ハワイ宇宙探索分析シミュレーション(HI-SEAS)計画の中止を発表。この実験はハワイ島マウナロアの一部エリアに火星の環境を復元し行われていた。
マノア校の広報担当によると、実験中にチームの1人が電気ショックによって負傷。さらにボランティアの1人も参加を辞退し、ミッションの続行が不可能だと判断したという。
電気ショックが起きた時点でミッションは一時中断され原因の調査が開始されている。同校は、調査が完了次第新たにボランティアを募る予定。 このミッションの遂行期間はおよそ8カ月。参加メンバーは惑星表面の探査ミッションと類似するよう設計された、孤立し限定された環境の下で、地質学的なフィールドワークや生命システム管理といった探査任務の訓練を行う。
(日刊サン 2018.03.03)