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ハワイ北西諸島から数トンの漂流ゴミ 2017年4月12日(水)

科学者達がパパハナウモクアケア海洋国立遺産内の2つの環礁から、10万ポンド以上の漂流ゴミを除去した。13日に報道会見が開かれ、北西ハワイ諸島で毎年行われる清掃で収集された漂流ゴミを展示。清掃に関わった機関は、収集された漂流ゴミは毎年ミッドウェー環礁とクレ環礁へ流れつくゴミの一部だと述べた。「ビーチや海の環境に影響する、ミッドウェーやクレまで流れ着いているゴミに問題意識を持つべきです」と、合衆国魚類野生生物局のマット・ブラウン氏。

展示では、再利用可能なカップを使用するなど、ライフスタイルを少し変えるだけでゴミの状況が大きく変わると強調されていた。当局は流された大きな漁網が重なって塊となり、海洋哺乳動物や鳥が絡まったり、礁を傷つける可能性があると述べた。当局は今後の課題は漂流ゴミの削減だと述べ、ワシントンD.C.の議員達にゴミ除去プログラムの継続を要求していくと話す。「連邦政府の補助金を勝ち取らなければなりません。両党の支持を受けています」と、ハワイ民主党のアメリカ上院議員ブライアン・シャッツ氏。13日に展示された漂流ゴミは満杯の輸送コンテナ12個に及んだ。展示後はホノルル市の廃棄物焼却施設で処理された。