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ハワイ出身のパラリンピック選手 リオに向けて準備整う

Bynikkansan

9月 3, 2016

ハワイ出身のオリンピック選手がリオに向けての準備をほぼ整えた。アン・ヨシダ選手は、ネイティブハワイアンとして初のパラリンピック出場選手になる。

 

「子どもの頃はオリンピックで器械体操を見るのがとても大好きで、器械体操の選手になりたいと思っていました」。ヨシダ選手が出場するのは器械体操ではなく、カヤック。  ミリラニ出身のヨシダ選手はユタ州で大学に通っていたのだが、2000年に車の事故によって胸から下が不随になった。「大動脈が破裂したことで彼女は半身不随になってしまったのです」と母であるニーナ・ヨシダさんは語る。ヨシダ選手は数日間意識不明の状態だった。  ヨシダ選手は、友達に誘われたことがきっかけでカヤックを始めた。

 

彼女は、まずアウトリガーカヌーを始め、みるみる上達した。1人用のカヤックに変更、全国大会や世界大会に出場するまで成長した。  パラリンピックは9月7日から開催する。  ヨシダ選手は補欠選手のため、他のアメリカ代表選手がもらえる公益資金がない。彼女の友達たちは彼女をリオに参加させるために”Rally Me” fundraising pageを立ち上げた。現在、ヨシダ選手、コーチ、そしてカヤックなどをリオに送るのに必要な資金のうちの3分の1が集まっている。  母親のニーナ・ヨシダさんは、健康上の理由でリオに行くことはできず、オンラインで観戦するが、「様々な困難を克服してきた娘を誇りに思う。もし今、彼女に言葉をかけるなら、『イムア』です。頑張れ!そしてリオでの時間を楽しみなさい、と言いたいです」と語った。

 

ヨシダ選手はレイバーデイの9月4日にリオに向けて出発する。ファンドレイズ希望の場合は、こちらまで https://usack.rallyme.com/rallies /4459/teamyoshida