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ハワイ不動産ニュース: A&B社がアイカヒ・パークの改装に投資

築48年のカイルアのアイカヒ・パーク・ショッピングセンターの改装が、今年後半から行われる、とその所有者のアレキザンダー&ホールドィン社(A&B)(本社ホノルル)が8月1日に発表した。総工費は1千800万ドルで、来年後半に完了する予定。

 

改装には、店舗の正面、景観、歩道、駐車場の改善が含まれる。また、椅子席のある新しい屋外のエリアが設けられ、既存のテナントである動物病院フェザー&ファーが、以前の映画館があったスペースの一部を使用して拡張される計画である。

 

A&Bによると、全体としては、地域に根差した同小売センターを、カイルアのラウ・ハラ・ショップス小売複合施設(旧メイシーズ・デパートの敷地に作られた)のようなセンターに転換させることを想定しているという。 9万8千平方フィートの広さのアイカヒ・パークの改修は、この施設の入居率を引き上げるのも目的の一つであるという。

 

同センターの賃貸スペースの約21%が空室となっており、これは、A&Bが所有するハワイの21の小売施設の中で最も高い空室率である。 A&Bはハワイで2番目に大きな小売不動産所有者である。同社が所有するその他の小売施設で主なものは、パール・ハイランド・センター、マノア・マーケットプレイス、カネオヘ・ベイ・ショッピング・センター、ワイピオ・ショッピング・センター、クニア・ショッピング・センター、ワイアナエ・モールである。

 

同社は、住民がアイカヒ・パークにどのような小売店・サービスを望んでいるかの聞き取り調査を実施済で、それを基に同センターを魅力あるものに改善する、とコメントした 「アイカヒ・パーク・ショッピング・センターは、近隣住民にとって、なくてはならないものであると理解しており、住民の皆さんが欲する店やサービスについて聞き取りを行った。この改修は、ウィンドワード・オアフの住民の皆さんに新しい付加価値のある小売店とサービスを提供することになると信じている」と、A&B社の最高不動産責任者のランス・パーカー氏は声明の中で述べている。

 

A&Bは2013年、カネオヘ牧場とハロルド・K・L・キャッスル財団からカイルアの商業不動産の多くとその他の不動産を3億7300万ドルで買収した。アイカヒ・パークの敷地もそれに含まれていた。A&Bは2015年、同センターの借地権を借地契約満了までの9年を残し、160万ドルで買い取り、同センターの運営権も獲得した。同センターのキーテナントはセーフウェイである。

 

 

(日刊サン 2019.08.10)