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ハワイ不動産ニュース: ハワイカイの賃貸住宅が 分譲コンドミニアムに転換

地元の開発会社のアヴァロン・ディベロップメント社が、オープンして3年経ったハワイ・カイの賃貸住宅団地(ハワイ・カイ・ドライブ7000番地)を韓国の会社から1億3,750万ドルで買収した。その1つのミッドライズ・ビルが「ハレ・カ・ラエ」と改名され、213戸の分譲コンドミニアムに転換される。その内107戸の販売が1月13日から開始され、1月25日に抽選が行われた。価格は、2〜4寝室が51万5千~79万ドルである。

56戸と駐車場が備えられた2棟目のビルは、「ハレ・マヌ」と呼ばれており、市との合意に基づき、アフォーダブル住宅として30年間賃貸されている。

アヴァロン社のCEOキャンプ氏によると、「ハレ・カ・ラエ」の残りの106戸のほとんどは、投資家や既存の入居者に販売済である。同社は昨年6月、既存の入居者に対しこの変換計画を告知し、購買の優先件を与え、購入する場合は価格の3%引き下げと過去2年間に支払った家賃の15%の払い戻しを提案した。約20人の入居者が購入を希望した。「ハレ・マヌ」の月家賃は約2,500ドルから3,800ドルで、家賃払い戻し額の最高は12,600ドルであった。

州法により、販売されるコンドミニアム戸数の50%以上のユニットに購買者自身が住むことが要求され、既存の賃貸アパートの入居者は家賃滞納や他の問題を起こしていない限り退去させられることはない。

既存のテナントが入居中のユニットを購入した投資家は、その入居者との賃貸契約を継続することになる。「我社は、既存の入居者と投資家をうまくマッチングさせたいと考えている」とキャンプ氏は語った。

2016年半ばにオープンした同団地は、イースト・オアフでこの10年間で建てられた最初の賃貸アパート複合施設であった。アヴァロン社が、韓国に拠点を置くハンワ・エンジニアリング&コンストラクション社から、このプロジェクトを1億6800万ドルで受注し、建設した。10階建ての複合施設は、屋外バーベキュー、プール、ジャグジー、フィットネス・センター、クラブ・ルーム、ビジネス・センター、映画館、コンシェルジュ、ペット用スパなどの設備を備えている。

アフォーダブル住宅としての要件の一部として、2棟の建物のうち54戸が、ホノルルの中間年収の80パーセント以下の世帯用となっている。つまり、年収限度額は、一人世帯で65,360ドル、8人世帯で123,200ドルである。月家賃は、2~3寝室で1,449~2,800ドルである。

プロジェクトは財政的にうまくいっていたが、ハンワ社は2017年の終わりに同プロジェクトをアヴァロン社に売却した。

 

(日刊サン 2019.02.01)