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ハワイ不動産ニュース: ボウリング場跡地に住宅建設

ハワイ州ハワイアン・ホームランド局(DHHL)は、モイリイリの旧ボウリング場の敷地に、賃貸用アフォーダブル住宅を建設することを決定し、開発業者の募集を開始した。 DHHLは8月5日、アイゼンバーグ通り830番地の1.9エーカーのスタジアム・ボウル・オー・ドロームのあった敷地に賃貸アパート複合施設を開発・運営する業者選択の入札案内を発表した。

 

同局は、最長65年間の同プロジェクトを運営する開発業者を募集しており、1階の商業スペースからの収益がアフォーダブル住宅の家賃を補助することを前提としている。 DHHLは当初、数年間にわたり同不動産の商業利用を検討したがうまく行かず、近年は住宅用としての利用を計画していた。現在の計画決定に時間がかかった理由の一つは、賃貸住宅建設の許可取得であった。

 

同局によると、ハワイアン・ホームズ委員会は、最近になってようやく、DHHLがその所有する土地で賃貸事業を行うことを認可する新しい管理規定を採択したという。新しい管理規定はデイビッド・イゲ州知事の署名待ちである。 DHHLには、年間賃貸料1ドルのネイティブ・ハワイアン用の住宅用地を申請中の約2万8千人のウェイティング・リストがある。

 

DHHLによると、これらの申請者の27%未満が敷地に建てる15万ドルの住宅の10%の頭金を支払うことができるが、約5%の申請者は賃貸用のアフォーダブル住宅を求めているという。 DHHLは1995年、州の土地利用紛争の和解策の一環としてボウル・オー・ドロームの不動産を州の別の機関から取得し、同物件の有効利用策を検討していた。 24レーンの同ボウリング場は1955年にオープンし、1999年まで営業していたが、その後2000年半ばから2004年半ばまで、別の業者によって運営された。

 

DHHLは2002年、商業目的の再開発の提案を募集したが、契約には至らなかった。同じ試みが2006年にも行われたが失敗した。その間の2003年から2017年半ばまで、レッカー車業者が同敷地の駐車場を賃貸した。 DHHLは、2014年の計画で、最大126戸の住宅を収容する2〜10階建ての建物の開発が適していると判断した。

 

DHHLのウィリアム・アイラ・ジュニア局長は8月5日の声明で「開発業者はこの計画を変更し、さらに多くの住宅を建設することもできる。いかなる創造的な提案も歓迎する」と語っている。 開発業者の入札は、10月18日午後2時まで。DHHLの業者選定は、12月2日の予定である。

 

 

(日刊サン 2019.08.24)