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ハワイ不動産ニュース: カカアコのワードビレッジ、 ゲートウェイ・タワーズの計画変更 2棟から1棟に

カカアコでワードビレッジを開発しているハワード・ヒューズ社は、「ゲートウェイ・タワーズ」2棟(236室)の建設計画を、400フィートの高さの「ビクトリア・プレイス」1棟(350室)の建設計画に変更した。

 

「ビクトリア・プレイス」の建設認可申請は7月23日、カカアコの開発を監督する州政府機関、ハワイ地域開発公社(HCDA)に受理された。この建設計画変更により、「ビクトリア・ワード・パーク」と呼ばれる3エーカーの中央公共公園の広さが、約1万スクエアフィート拡大されることになる。

 

ヒューズ社は、当初予定していた2棟の「ゲートウェイ・タワーズ」の内、1棟目の「ゲートウェイ・シリンダー」(125室)を2015年半ばに1ユニット当たり150万ドル〜2千300万ドルで販売開始し、その建設を2017年に開始する予定であった。

 

しかし、同社は、2棟のタワー建設作業に2千900万ドルを使い、最初のタワーの28ユニットを契約した昨年、その建設と販売を停止した。 ヒューズ社ハワイ支社のトッド・アポ副社長によると、「ビクトリア・プレイス」のユニットの広さは、「ゲートウェイ・タワーズ」で計画されているユニットやワードビレッジの最初のタワーの「ワイエア」のユニットよりも狭くなるという。

 

「ワイエア」のユニットの平均売出価格は360万ドルであった。 新タワーには、HCDAの規定に基づき、低中所得者用の70戸のアフォーダブル住宅が建設される。 ヒューズ社のマスター・プランによると、「ワードビレッジ」と呼ばれるこの60エーカーの敷地に、約4千500戸の住宅を持つ15棟のタワーと100万スクエアフィートの小売スペースが建設される。現在までに4つのタワーが建設され、現在2棟が建設中である。

 

この広大な地域はかつて、カマアイナ地主のビクトリア・ワードが所有していたが、ビクトリア・ワードの相続人が所有するビクトリア・ワード社によって「ワード・センター」として再開発された。同センターは2002年、ショッピング・モールの運営管理・開発会社のジェネラル・グロース・プロパティー社に売却された。

 

ジェネラル・グロース社は開発のマスター・プランを作成したが、2010年に破産し、同センターをヒューズ社に売却した。 HCDAは、9月4日と10月2日の午後1時から、クイーン通り547番地のHCDA会議室で、「ビクトリア・プレイス」建設認可についての公聴会を予定している。 許可が承認されれば、ヒューズ社は来年早々に販売を開始し、販売が好調であれば2020年の第3四半期に建設を開始する予定である。

 

 

(日刊サン 2019.08.09)