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ハワイアン・メモリアル・パーク、 カネオヘの28エーカーの敷地で拡大を計画

Bynikkansan

10月 6, 2018

ハワイアン・メモリアル・パークの親会社のハワイアン・メモリアル・ライフ・プラン社は、カネオヘ墓地に30,000基の墓所を追加するための新たな環境影響調査草案を州土利用委員会(LUC)に提出した。 同社は2009年に同様の計画を提出したがLUCが却下している。 この報告書が承認されれば、同社は、53エーカーの保全地を都市用に用途変更し、その28エーカーに墓地を建設する提案を、LUCに申立てる予定である。 同社は、LUCが指摘した2009年当初案における重要な欠陥事項を改め、計画を修正しているが、この計画に反対してきた住民からの反対運動が起こるものと予想される。 LUCは、当初の保全地域の都市用への用途変更が郡のガイドラインと合わないとして、却下した。同社は墓地拡大を可能にするために同ガイドラインの変更を求め、昨年、市議会はその修正を可決した。 報告書によると、LUCが土地用途変更を承認した場合、墓地の建設は2020年に始まり、10年以上にわたり段階的に完了する計画である。 同墓地は、1958年に6エーカーの敷地に開所され、現在80エーカーの敷地に41,000基の墓所がある。計画されている28エーカーの拡張エリアは、隣接する住宅分譲地の丘の上に沿い、墓所とアクセス道路に分けられる。

 

この2900万ドルのプロジェクトでは、丘陵地を10〜75フィートの間隔で区切り、平均10フィートの高さの擁壁を建て、雨水貯水地、落石防止フェンス、隣接する家まで150フィートある空地、ヘイアウ(聖域)を含む土地の伝統を保護するための14.5エーカーの文化保護区を作る計画である。 同社の報告書によると、オアフ島には7つの墓地があり、現在20,100の利用可能な墓所、地下埋葬所、壁龕(へきがん)がある。内、3,600基は同社の墓所で、毎年700〜800が埋まっている。既存の墓地のスペースがほぼ満杯になっているため、拡張が必要だ。 同社の以前の環境報告書草案には、交通、洪水、自然丘陵地の喪失、墓地の隣に住むことに対する懸念を表明した近隣住民からの148のコメントが寄せられた。 カネオヘ近隣組合等も反対した。同社の計画に賛成する人々もおり、州計画局は2009年、拡張のために29エーカーを都市用用途へ変更することを勧告した。  ハワイアン・メモリアル・パークの墓地拡張計画に対する意見は、 10月23日までに下記ウェブサイトへ。health.hawaii.gov/oeqc

 

(日刊サン 2018.10.06)