ハワイアン航空の機体が、18日月曜日、ロサンゼルス国際空港で緊急着陸を行った。この飛行機には、同空港を離陸した直後に機械の不具合が生じていた。
ハワイアン航空3便は、午後12時9分(パフィフィック・タイム)にホノルルに向けて離陸。しかし、インディケーターライトに気付いた機長が、緊急事態を宣言し、空港に戻ったとハワイアン航空のスポークスウーマンは伝えている。 同機エアバス330-200は、300人の乗客を乗せたまま、燃料を燃焼するためにカリフォルニア地区南部を周回し、午後2時22分に着陸した。
このフライトは、空港のゲートで燃料漏れが発生したため地上の作業によりすでに約2時間出発が遅れていたと、スポークスウーマンのアリソン・コイル氏は語っている。 地上の作業員らは、何が起こったのか調査を行っており、先に起こった燃料漏れと緊急着陸に何らかの関連があったかどうかについては、「今現在、原因を推測することができない」としている。
ロサンゼルスのテレビ局は、ロサンゼルス国際空港での着陸の様子を生中継した。 ロサンゼルス国際空港のスポークスウーマン、キャサリン・アルヴァラド氏によると、同機は午後1時過ぎ(パシフィック・タイム)に空港を離陸していたという。同機は午後1時30分ごろにトラブルを宣言し、引き返してきたと消防署のスポークスマン、エリック・スコット氏。 消防隊員は必要な人数を動員して、滑走路で着陸を待っていたとスコット氏は語っている。 乗客が最終的にホノルルに到着した時間については発表されていない。 ハワイアン航空のフライトが緊急着陸を行ったのは、今月はこれが3回目。 12日、ホノルルからカイルア・コナに向かったハワイアン航空のフライトは、2つのエンジンに不具合が発生したため、マウイ島に緊急着陸した。機体がカフルイ空港に着陸したとき、ボーイング717のエンジンは煙をあげていた。この緊急着陸による負傷者はいなかった。
1日、乗客224人とクルー10人を乗せたハワイアン航空のボーイング767-300ジェット機は、オークランドに向かって離陸した後、キャビン内でガスの臭いが感知されたため、マウイ島に戻り緊急着陸を行った。乗客は緊急スライドから避難し、2名が軽傷を負った。この不具合は、空気圧と空気の循環をコントロールする装置によって引き起こされたものだった。