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ハワイの漁業は漁獲高の高騰

Bynikkansan

12月 22, 2018

ハワイの商業漁業は、漁獲高は他の州に比べて相対的に少ないにもかかわらず、その漁獲金額は非常に高い。 2016年のハワイの水産業界の売上高は8億6,700万ドルで、ほぼ10,000人の雇用を生み出している。 米国海洋大気圏局(NOAA)の米国漁業経済報告書によると、オレゴン州の漁業売上高は12億ドル、アラスカ州は39億ドル、カリフォルニア州は228億ドルである。 米国全体の商業用売上高は、アラスカ産ポロック(スケトウ)や太平洋産サケなどの売上高が前年より減少したにもかかわらず、前年から約1億ドル増加して1,443億ドルとなった。 もう一方のNOAAの報告書によると、ホノルルは、全米で最高の漁獲高を誇る港の一つで、昨年の漁獲高は3400万ポンド、漁獲金額で1億4000万ドルであった。 2016年の1億600万ドルからわずかに低下した。

 

最高の漁獲高・金額は、アラスカ州のダッチ・ハーバーで7億9,900万ポンド、3億9,900万ドルであった。 さらに、「ホノルルは全米有数の商業港であり、魚はハワイで最大の食品生産物である。 パイナップルと砂糖がなくなり、ハワイで捕れた魚の80%がハワイで消費されるので、魚はハワイの食料安全保障にとって重要である」 ハワイで漁獲された魚の約20%が本土に、1%未満が海外に輸出されている。全米の魚介類の摂取量は2017年に1人当たり1.1ポンド増加し、16ポンドになった。 NOAAによると、漁業は引き続き米国経済にとって重要な産業で、商業漁業は約120万人の雇用を生み出している。「ハワイ州の漁業は、比較的少量だが高価格である。 ハワイで捕れる魚の多くがマグロと同種のもので、ポロックのような魚よりも価格が高い。また、ハワイでは大きな漁網を使う漁を行っておらず、針と糸を使って一匹づつ捕まえる海底魚が多く価格も高い」とハワイ延縄漁協会のマーティン会長は語った。

 

(日刊サン 2018.12.22)