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ハワイの溺死事故、最多原因はスノーケリング

Bynikkansan

10月 20, 2017

Hanauma [email protected]

 

保健局の発表によると、ハワイでは2007年から2016年までに海での溺死事故が650件発生しており、169件のケースはスノーケリングが関連している。そのうち156件の犠牲者は州外居住者だった。

旅行者の死亡原因として2番目に多い自動車事故の同時期の犠牲者数85人と比べ格段に多い。ここ10年間でマウイ郡とカウアイ郡で起きた旅行者の溺死事故72件のうち、1番多い原因はスノーケリングの20件。

オアフ島ではスイミングが最も多く70件で、次いでスノーケリングの58件。そのうち16件はハナウマ・ベイで発生している。

「海を熟知していない人や水泳初心者はスノーケリングを安全なアクティビティだと思いがちです。足ヒレをつけマスクとスノーケルがあるからといって、油断は禁物です」と、ホノルル海洋安全局とライフガード・サービスのエッカート氏は話す。

救助が必要になる典型的なシナリオは、足が着く場所からスノーケリングを始め魚を探しているうちに全く足が届かない場所まで漂流しパニックに陥るケースだという。

ハナウマ・ベイには3カ所危険なスポットが存在する。左側にある深く穴状になっている箇所と、V字型リーフの中央、リーフの外へ向かう水路を示す2つのブイ(浮標)が置かれた箇所だ。スノーケリング中は潮流により簡単にブイの向こうへと流されてしまい、岸へ泳いで戻るのは困難になる。

 

(日刊サン 2017. 10. 14)