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ハワイの学校が、アートパイロットプログラムに参加

Bynikkansan

8月 22, 2015

カリヒ・カイ小学校の生徒たちは12日水曜日、ジャック・ジョンソンとジェイク・シマブクロの生演奏というプレゼントをもらった。

 

「素晴らしかったです。とても衝撃的でした」と、5年生のマシュー・ヴァレリアノ君。

 

実は、この生演奏はたんなる序章でしかなかった。この日カリヒ・カイ小学校とともに、カマイレ・アカデミー小学校とワイアナエ小学校が、ターンアラウンド・アート プログラムを受けられるハワイで最初の学校に選ばれたのである。

 

ターンアラウンド・アートとは、カリキュラムの中で多様なアートに触れながら、生徒達がアートを実体験する機会を増やすことを目的としたプログラムである。3年間のこの試験的なプログラムは、米国教育省、全米芸術基金やフォード財団などからの5百万ドル(約6億円)の資金提供で成り立っている。

 

 

「生徒達をわくわくさせたい!彼らが学校に行くのが楽しみになって、クラスに興味を持たせるようにするのが目標です」と、ジェイク・シマブクロ氏は語った。

 

今回対象となった学校は、美術と音楽の教諭を雇い、必要な道具や楽器を揃え、そして、自治体が、このカリキュラムが生徒達を刺激するきっかけとなるような環境を整えることになる。

 

「子供達はそれぞれ学び方が違います。読書など伝統的な方法で学ぶ子もいれば、音楽や絵画を通して学びたい子もいます」と、ハワイ州教育省の部長キャサリン・マタヨシ氏。

このマタヨシ氏の主張は、様々な研究からも支持されている。

 

 

「音楽を演奏している時、脳のある一部のチャンネルが開いている様子を映した映像があります」と、俳優で活動家のアルフレ・ウッドアード氏は語った。

 

ターンアラウンド・アートプログラムは、全米中の学校で数学の理解力を23%上げ、読解力を13%上げた。このプログラムが創り出すインスピレーションは、数量では測りにくいが、確認するのは容易い。

 

「子供達の目が、キラキラと輝いているのが見てとれます。彼らはすでに学び始めているのです。楽器を手に取り、絵を描き始める。それが何であれ、彼らの心の中にある創造性が開花し始めているのがわかります」と、ジャック・ジョンソン氏は語った。