米国農務省統計局の報告書によると、ハワイのコーヒーの昨シーズンの生産量が減り価格が高騰した。販売額も落ち込んた。 過去2年間の生産量は劇的に減少し、農家の販売額は、2017-18シーズンでは過去4年間で最低の4,380万ドルとなり、前シーズンから10%減、2014-15シーズンから30%減となった。コーヒー農家の労働力不足が主な原因。穿孔虫被害は、被害防止策が奏功し始めている。 昨シーズンのコーヒー栽培面積は前シーズンの7,000エーカーから7,200エーカーに増加したが、平均収量が減少し、販売量は、前シーズンの2億8600万ポンドから2億4,600万ポンドに減少した。コーヒー1ポンド当たりの農家収入は、前シーズンの1.71ドルから1.78ドルに上昇した。 販売額は、統計局により、2016-17シーズンで5420万ドルから4890万ドルへ、2015-16シーズンで6260万ドルから4670万ドルにそれぞれ下方修正された。 統計局は、2014年に、生産量と販売額の基準を木から摘み取られた赤いコーヒーチェリーの量に変更した。 2014年以前は、パーチメントを基準としていた。チェリーから果肉を取り除くとパーチメントになり、さらに繊維質膜を除くとグリーン・コーヒーとなる。したがって、2014年前後のデータの正確な比較はできない。
(日刊サン 2018.09.08)