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ハレマウマウ・クレーター内の溶岩湖の湖面が上昇

Bynikkansan

5月 2, 2015

キラウエアの溶岩湖が、わずかに上昇を続けている。4月27日月曜日朝には、ハレマウマウ・クレーターの底部から約7フィート下まで湖面が上昇し、溶岩は、この溶岩湖が形成された2008年以来最も高い位置まで上昇している。

 

先週溶岩湖の湖面が上昇しはじめてから、特に夕暮れ時に観光客がジャガーミュージアムに殺到している。溶岩の上昇は、山頂の膨張と同時に起こると地質学者は述べている。山頂の膨張は、月曜日も続いている。

 

ハレマウマウ・クレーター内では、上昇する溶岩の中にクレーターの壁が数か所で崩落している。これが引き金となり、25日土曜日午前2時ごろ、2回の爆発が発生し、大量の溶岩がクレーターの淵に流れこんだ。また、ジャガーミュージアム・エリアには、砂粒大の灰が降り注いだ。クレーターの壁の崩落は、よくあることであり、溶岩湖が形成されて以来、クレーターの壁面は崩落し続けており、溶岩湖は広がっていると地質学者は述べている。溶岩湖は楕円形で、幅が520フィート・長さ690フィートほどある。湖面の位置は、キラウエアの膨張と収縮のサイクルに合わせて上下している。

 

この2年間、溶岩の位置はハレマウマウ・クレーターの底部から100から200フィート下にあるのがふつうだった。  観測所の科学者は、新しい写真を毎日配信しており、24日金曜日に撮影されたビデオも発表している。この映像では、湖面はクレーターの淵から46フィート下に位置していた。