津波警報の解除に伴い、州は17日木曜日全島において、公園の森林エリア(野生生物保護区、自然保護区やネイチャーゲーム管理区域を含む)を再開した。
しかし、ホノルル市は16日水曜日にチリ沖で起きたマグニチュード8.3の地震により危険な大波がくる可能性があるとし、ハナウマ湾については木曜日と金曜日も閉鎖を続けた。
週末にハナウマ湾を再開するかどうかは、19日土曜日に判断する。ホノルルオーシャンセイフティーとライフガードサービスは、湾内での波の動きを注意深く観察している。ビーチは閉鎖しているが、ビジターセンター、駐車場、上部の展望台はオープンしている。
州の全ての沿岸地域は、まだ強い海流と危険を及す状態であるとし閉鎖している。
カウアイ島では、ナヴィリヴィリのジェッティロードを再開。その道路は水曜日夕方6時に予防策として閉鎖されていた。
州の小さなボートハーバーは、17日木曜日の午前3時から7時の間の3〜4時間波の動きが活発になると予報され、その間に船を移動したい船主たちのために開放したままだった。
一般の人々に対しては、沿岸の水際、ビーチそして、岩の多い海岸線は避けるようにと注意を促している。
マウイ郡の全てのビーチパークは、津波警報が解除された後再開している。
マウイ郡の職員は、沿岸地域では、海水浴客に、今後数時間の間、かすかな海面変化と共に、通常とは違う強力な海流が続くと警告し、ボートに乗る人や遊泳者は引き続き注意が必要だと呼びかけた。
ワイアナエで16日水曜日予定されていた防災準備のワークショップが、津波警報により中止となった。
この無料ワークショップは、来月にスケジュールを組み直す予定であると、ホノルル緊急管理課の職員は述べた。
ハレアカラ国立公園のキパフル・キャンプ場は、17日木曜日午前8時に再開した。
反対者たちは、土地・自然資源省の会議で2ヶ月前に可決されてからも、その規制を無視し続けていた。
ハワイの最高峰の山頂付近は寒さが戻ってきており、マンガウィル氏は、木曜日の合意は、資源の保護だけではなく、抗議者たちの健康も守ることになると語っている。
抗議者たちは 14億ドルをかけた次世代望遠鏡の建設工事を阻止しようと3月から山頂でキャンプを行っていた。工事は4月から停止しており、プロジェクト開発を監督している非カリフォルニアの営利団体は、工事再開時期を発表していない。
土地・自然資源省は木曜日に文書を発行し、「本日土地・自然資源省のリーダーシップのもと、抗議者リーダーと話し合いがもたれ、テントの撤去及び、山への「影響の軽減」について合意に至った。職員たちは今後も山上の違法建築物の撤去を監視していく」
通達は火曜日に抗議者たちに渡り、省は、建物は、マウナケアの森林保護区内の建造及び改善を禁止する州法に違反しているとし、また、マウナケア・ゲーム管理エリアで、テント、シート、その他キャンプ道具と明確なものを所持しての活動を禁止とする別の法律にも違反していると述べた。
マンガウィル氏は、木曜日の合意は抗議者たちが運動を諦めたり、決意が弱まったということでは決してないと主張している。
「我々は、山を保護し、守るためにすべきことを達成したのです」と語った。
彼は、土地・自然資源省の職員たちと「対話」を続けていると話した。
マンガウィル氏と職員は、現段階では、テントの隣にある古代ハワイアンの建築物「ハレ・クキアイマウナ」を撤去することに合意した。州の職員は事前に違法であることを伝えている。
しかし、マンガウィル氏は、その建物を撤去したら望遠鏡建設に反対しているメンバーが激怒するだろうと語っている。ハレは、ハワイアンの神々をイメージする儀式を行う場所であり、いわゆる「アロハ・アイナ運動」の象徴となっているからだと話した。
「かなり激しく暴動を引き起こすかもしれません」と、撤去について述べた。
土地・自然資源省のスポークスマン ダン・デニソン氏は、ハワイアンの建造物を撤去するのかどうか、またいつ行うのかについては話せないとし、省内で執行にあたっての戦略は話し合われていないと何度も繰り返した。
7月に緊急規制が可決されてから、2度の強制措置が行われ、15人の抗議者が逮捕され、6人に反則告知書が交付された。土地・自然資源省の保護担当職員は、キャンプ自体はそのままにしている。