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ハエナ・パーク 1日900人の 入場制限案が浮上

Bynikkansan

6月 13, 2018

州の土地自然資源局委員会(BLNR)は25日、カウアイ島北岸にある人気のハエナ州立公園に入場者数制限を設ける計画を公表した。

 

ハエナ州立公園はナパリ・コースト州立公園やカララウ・トレイルの玄関口でもあり年間数十万人が訪れている。BLNRが20年をかけて作成したマスタープランでは、この公園の1日の入場者を900人までに制限。BLNRはデービッド・イゲ知事に環境評価書の承認を促している段階だが、計画が認められれば入場者数の削減を試みる初めての州立公園となる。

 

土地自然資源局州立公園課で補助管理者を務めるアラン・カーペンター氏は会見で「このマスタープランで最も重要な提案は入場者数の制限で、ハワイ州立公園の管理の枠組みを変える試みです。制限する人数は全体の影響を鑑みて調整します」と述べた。

 

許可を得たキャンプ利用者、ハンター、地元住民、墓地管理人、イベント時のボランティア、高齢者、同エリアに関係している文化実践者は制限人数に含まれない。

 

入場者の管理にはオンラインシステムを用い、公園へのアクセス情報や入場チケット、イベント、天候をリアルタイムで発信する。 マスタープランには、ハイウェイから離れた駐車場をメインパーキングとし100台分のスペースを提供する計画も盛り込まれている。駐車場の入口にはロータリーを設け、シャトルバスの停留所、ケエ・ビーチに接続する歩道も建設予定。メインパーキングは、駐車料金が無料のスペースと有料のスペースに分けられる。 ハエナ州立公園とナパリ・コースト州立公園はどちらも4月に起きた洪水被害の復旧作業のため現在は閉鎖中。

 

(日刊サン 2018.06.09)