ノースショアの端から端までジョン・ジョン・フローレンス氏の凱旋を称える看板で埋め尽くされた。 1日火曜日、学生は教室から、社会人達は仕事を終えて、カメハメハハイウェイに急いだ。サーフィン世界チャンピオンの凱旋を、特別に用意したサプライズ歓迎会で祝うためだ。 フローレンス氏は12年前世界サーフリーグで優勝したアンディ・アイロンズ以来のハワイ出身の世界チャンピオンである。同氏は先月ポルトガルで世界チャンピオンのタイトルを確保した。
フローレンス氏は1日火曜日に、凱旋を歓迎する人々を見るまでは、達成した事の実感が湧いていなかったと話す。 「何てことでしょう、凄いです! 世界タイトルを勝ち取った実感はたった今故郷に帰ってくるまでありませんでした。この光景は全くクレイジーです。こんなことは、夢にも思っていませんでした」と同氏は話していた。 フローレンス氏の母、アレクサンドラは近隣の人々や友人たちによる支援を目にして絶句したと話す。 「このような歓迎をして頂いてとにかく皆さんに感謝を伝えたいです。本当に愛情がこもっていますし、喜んで迎えて下さいました」と彼女は述べた。
母なる自然までフローレンスに心を尽くしたようだ。 凱旋と同日の1日火曜日にモンスター級の大波がノースショアになだれ込み、サンセットビーチではプロサーフシーズンの幕開けとなるHICプロの初日が開催された。このイベントは当初コンディションの都合で4日金曜日まで待機する予定であったが、開催者は当日の天候と波の状態を確認し午前8時に開催通知が行われた。 「波は巨大でした。風が波を刻み込むような様子でした。しかしサーファー達はそれを乗りこなしています。だから見応えがあってとても面白いですよ」とフロリダ在住のジャスティン・フリックさんは話していた。
フリックさんの兄、アダムさんはフローレンスのサーフィンを何年も見てきたと言う。「彼がワールドチャンピオンシップを勝って、凱旋パレードを実際に見ることができて本当に最高です。彼は偉大なロールモデルです。彼みたいな人は本当に尊敬できますね」 前回の世界チャンピオンであるサニー・ガルシアは集まった人々のために素晴らしいパフォーマンスを行った。6度の3冠を手にしたチャンピオンはフローレンスの未来について興奮気味に語ってくれた。
「私たちは長い間ジョン・ジョンの事を見てきました。ついに彼が本領を発揮した姿は信じられない程素晴らしかったです。まだまだ若いですし、彼はこれからもたくさんの世界タイトルをハワイにもたらしてくれるでしょう」