@MaxPixel
ハワイ音楽の祭典で、今年で40周年を迎えたナ・ホク・ハノハノ・アワード授賞式が20日に開催され、バンドグループ『ケアウホウ』が9部門で賞を獲得した。『ケアウホウ』は、ザッカリー・ラム氏とニコラス・ラム氏の兄弟と、ジョナ・ソラトリオ氏で編成された3人組バンド。最優秀アルバム賞、最優秀楽曲賞、最優秀ハワイアンアルバム賞、さらに有望アーティスト賞と人気エンターテイナー賞にも輝いた。
「より多くの人がハワイアン・ミュージックの事を、称賛に価し高く評価するべきだと気付けば、ハワイ語地域を飛び越え世界中の人々にハワイアン・ミュージックが広がっていくでしょう」と、ザッカリー氏は受賞スピーチで語った。
ソラトリオ氏はナ・ホク・ハノハノ・アワードを「ハワイアン・ミュージックに留まらずハワイの音楽シーンを代表するイベントです。ハワイのありとあらゆる音楽が集まっています」と話す。
バンド名がタイトルとなったデビューアルバム『ケアウホウ』は合計12部門にノミネートされた。メンバーは3人ともカメハメハ・スクールとハワイ大学マノア校卒業生。3人はこれまで支えてきてくれた人達に感謝し「私達に音楽を楽しんだり創造する能力を与えてくれた皆様を称えます」と述べた。
ヒロ出身で現在マウイ島在住のカラニ・ペア氏はアルバム『エ・ワレア』で最優秀コンテンポラリー・アルバム賞を獲得した。ペア氏は2月にグラミー賞で最優秀民族音楽アルバム部門を受賞している。同一アルバムでグラミー賞とナ・ホク・ハノハノ・アワードの両方を受賞するのは初めての快挙。最優秀男性ボーカル賞に輝いたジョッシュ・タトフィ氏は最優秀アイランド・ミュージック賞と併せて2部門の受賞となった。