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ドナルド・トランプ大統領が3日、目まぐるしいスケジュールの中アリゾナ記念館を訪問。メラニア夫人と共に1941年12月7日の襲撃で命を落とした1777人にリースを捧げ、戦艦アリゾナの乗組員900人が眠る海へ白いプルメリアを投げ入れた。
アリゾナ記念館訪問前に大統領はツイッターに「ハワイの歓迎に感謝する。到着してすぐに太平洋軍を訪問できて光栄だ。現在ファーストレディと共にパールハーバーへ移動中」と投稿。3日午後1時前にヒッカム空軍基地に到着した際の動画も併せて公開された。
初のアジア訪問の前にハワイに到着した大統領は、ジョン・ケリー首席補佐官と国家安全保障担当補佐官H.R.マクマスター氏等の側近を引き連れてエアフォース・ワンから降り立った。アジア太平洋軍司令官ハリー・ハリス氏夫妻、デービッド・イゲ・ハワイ州知事夫妻が2人を迎えた。父親が太平洋軍本部に従事する陸軍少佐でワイアルア小学校に通うミケイラ・ウェブちゃん9歳が大統領夫妻にピカケのレイを贈り、メラニア夫人からハグを受けた。
大統領の到着を待っておよそ150人が集まり、中には『MakeAmerica Great』と書かれた野球帽を被った人も。ジェームス・アイオナ前副知事、ジーン・ワード下院議員、アンドリア・トゥポラ下院議員、州の共和党代表シャリーン・オストロフ氏を含む地元の共和党員やユニフォームに身を包んだ様々な部隊の軍従事者の姿があった。
大統領夫妻は午後1時43分頃キャンプ・スミスに到着し太平洋空軍指揮官や太平洋陸軍、太平洋海軍等と接見。大統領が乗った車両を含む17台は午後3時前にワイキキに到着。H-1フリーウェイの両方向と、支線道路は渋滞となった。ワイキキでは道路を警察が閉鎖しヘリコプターも配備され厳重な警戒態勢が敷かれた。
夜はパールハーバーのハリス氏の営舎で開催されたレセプションに出席。大統領夫妻は太平洋軍のスタッフと語り、海軍のバンド演奏に耳を傾けた。その後ワイキキへ戻り、到着したのは午後7時33分。翌4日の朝、ハワイを後にし日本へと出発した。
(日刊サン 2017. 11. 11)