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トラブルと行列のブラック・フライデー

Bynikkansan

12月 10, 2017

 1年で最も忙しいショッピング・デーであるブラック・フライデーに、複数の全米規模の小売企業がシステム・トラブルに見舞われた。パール・リッジセンターにはお買い得商品を手にするため数千人の買い物客が押し寄せ、メイシーズでは会計時に問題が発生しているとアナウンスが放送されていた。ブラック・フライデーの早朝から、ホームセンター大手ロウズのウェブサイトが一時的に停止し、2016年のメイシーズとターゲットで起きた同様のトラブルを思い出させた。

 ハワイでは、ワードのマルカイ・マーケット・プレース跡地がホリデイシーズンの週末限定でエデン・イン・ラブの特設店舗に姿を変え、店外には約1000人の列ができた。オープンは午前6時だが、列は深夜を回った辺りからでき始めた。アラモアナ・センターやパールリッジ・センターも同様に開店予定時刻の相当前から買い物客が集まっていた。並んでいる人の中には「ここに並ぶため感謝祭のディナーが食べられませんでした。お腹も空きましたし家に帰りたいです」と話す人も。アイエアのベストバイでは、21日からキャンプをして待つ人もいた。ベストバイの外で15人の友人達でキャンプをするのがホリデイシーズンの伝統になっているという。そのうちの1人は「人にはよく『どうかしてる』と言われます」と話していた。

 小売業者は1年の最繁忙期に好調な売り上げが期待できると話すが、オンラインでの買い物を望む人が今後より多くなるとも予想している。全米小売業協会の調査によれば、アメリカの約69%の人が感謝祭からサイバー・マンデーの期間に買い物する予定を立てているという。

(日刊サン 2017. 12. 2)