チャイナタウンのホームレス削減を行っている2つの団体が7月24日、州の拠出金と民間募金、合わせて10万5千ドルの小切手を受け取った。
ハワイ・ヘルス&ハーム・リダクション・センターは、ハワイ宿泊・観光業協会(HLTA)を通じて支払われる州基金の9万162ドルを獲得するために、ハワイ州観光局(HTA)と協力し9万ドル以上の募金を集めた。この資金は、ホノルル警察と州保安官代理と協力し、ホームレスに住宅やサービスを提供するスタッフ雇用のために使われるという。
もう一つの団体であるチャイナタウン改善地区は、HLTA及びHTAを通じて支払われる1万5千ドルの州資金を得るために、1万8千ドルの募金を集めた。この小切手の授与式が7月24日チャタタウンのケカウリケ・マーケットで執り行われた。この資金は、チャイナタウンの10の事業主が警備員を雇い、民間警備を増強しホームレスの私有地への侵入を防止するために使われるとのこと。
チャイナタウン地区選出の市会議員キャロル・フクナガ氏は、ホームレスが毎日押し寄せるという苦情が寄せられいたのがきっかけで、これらの2団体への献金を決めたとのこと。 ハワイ宿泊・観光業協会の会長兼CEOのムフィ・ハンネマン氏は、ホノルル市警察本部のスーザン・バラード本部長が3月、観光関係者に「ホームレスが一番の問題」であると語った後に、このアイデアを思いついた。同氏は、「ホームレス削減のために活動している非営利団体を支援する」ための100万ドルの資金援助を州議会に働きかけた。
(日刊サン 2019.08.03)