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ダイアモンドヘッドで 登頂証明を販売した男に罰金

Bynikkansan

7月 7, 2018

ホノルル地区裁判所は、ダイアモンドヘッド州立記念公園の山頂でハイカー達に証明書を無許可で販売した行為に対し、230ドルの罰金の支払いを命じた。 土地自然資源局(DLNR)の保全資源課(DOCARE)職員が3月8日、販売スタンドを設置してダイアモンドヘッド・クレーターの登頂証明書を5ドルで販売していたとして、クリストファー・バークレイ被告に召喚状を発行した。翌日、ダイアモンドヘッドに上ろうとしていた被告を2015年に発行された逮捕令状を理由に逮捕。この逮捕令状は被告が以前行ったDLNRの土地における勧誘や販売行為に対し裁判所に出頭しなかったために発行されていた。DLNRは、これらが近年寄せられていたバークレイ被告の行為に対する多くの苦情の一例に過ぎないと話す。

 

22日に裁判所に出頭したバークレイ被告は3月の事件の罪状を認めた。州の検察官とDLNR州立公園管理者は500ドルの罰金を求刑。1日3000人が訪れる公園での無許可の商行為に対して、取締りを求める声が多く寄せられていると主張した。DLNRの公園管理者は判決結果に満足しているとし、違法行為に対する裁判記録として基礎ができたと述べた。 DLNRの広報担当によると、州立公園における商行為は基本的に土地自然資源局委員会から許可やリースを受けた場合に限定されるという。 現在公園での営業が認可されているのは、非営利団体パシフィック・ヒストリック・パークスとフード・トラックのみ。非営利団体は証明書を2ドル50セントで販売し、売り上げの一部を州立公園課に収める。 フード・トラックは競合業者が入札を行い、落札した業者は所定の料金を納めて営業している。

 

(日刊サン 2018.07.07)